最近の『Number』はビジネス誌を意識した特集が増えてきてるなあ。
今回は「心をつかむ対話術」ということで、本田やザッケローニ、谷繁から、松岡修造までいろんな人の対話術(松岡修造はインタビュー術)を聞いています。
まあ正論と理想論のオンパレードで、普通の人が本田のように「人間関係を大事にするなら、本音を言わないとあかん。むしろオレは、本音を言わない人は、逆に人間関係を大事にしていないように思える」とかいうと嫌われるよね(経験者だからよくわかる)。
圧倒的な実力があって、また実力主義の世界だからこそ、本音をぶつけあうことが「勝利」という共通の目標に向かう原動力になるんだろうけど、一般社会ではなかなかそうはならないから(ほんとは同じなんだけどなー)こういうのを読んでもあまり参考にならない。気持ちは良くなるんだけど、それって自己啓発本と同じ効果だしね。
で、ぼくらが参考にできるとしたら、石川遼の専属キャディーをやってる加藤大幸(ひろゆき)さんの話ですね。これはほんとに良かったです。「最適なアドバイスを、最高のタイミングで」というタイトルでいろいろと話されてるんだけど、キャディーはラウンド中に同じドリンクを同じタイミングで飲むそうなんですね。そうすると「もうぬるくなってるな」とかがわかるし、のどが渇くタイミングもわかるから。ゴルフ中継はめったに見ないので知らなかったけど、そこまで徹底してるんですね。
またドリンクを渡すときも「じっくりとプレーしてほしい時にはふたを閉めたままで渡し、選手自身に開けさせて一呼吸置く間をつくる。いい流れの時はすぐに飲めるように開けておく」という気配りをしてるそうで、これはすごくよくわかる。
ぼくもあえてまわりくどくメールを書くこともあるし、相手に合わせて「間」をコントロールすることは電話サポート時代に学んだなあ。
「伝える」ではなく「伝わる」を考えると当然こうなるんです。もちろん聞く耳持たない人はいるから限界はあるけれど。
この加藤さんの記事は2ページだけだけど、それだけでも買った甲斐がありました。












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