ま、宣言する必要もないんだけど紹介しちゃった手前、いちおう。
しばらくやってみてわかったのは、これはただの「質疑応答」であって「インタビュー」でもなんでもないなと。
質問者とのインタラクションがないので、化学反応というか、自分で「ほほう」となるような発言が出てこないんですよね。ただのお題ブログというのが悪いことじゃないんだけど、やっぱりこれは「インタビュー」じゃあない。
この方の指摘はもっともだと思う。
ザ・インタビューズがちっともインタビューっぽくないのは、お題だけ投げて、あとは答える人が話すだけだから。聞き手が話を引き出したり膨らませたり、あるいは絞ったりするからおもしろいんであって、お題に答えるだけなら「100の質問」と変わらない。
なんていうのかな、やってみるとわかるんだけど、質問が断続的でぜんぜん話が深くなっていかないんだよね。あとから並べ替えると多少はそれっぽくなるのかもしれないけど、そういう編集を「本人」がやってる時点で、やっぱり自分を越えられない。
インタビューや対談・鼎談ってすっげーむずかしいんだけど、うまくいくとめちゃくちゃおもしろいんだよね。それは「あー、ぼくってそんなことを考えてたのか」とか「たしかにそうかもな」と自分で自分の回答を読んでおもしろいと思えるところにあって、このサイトのようにそこを手抜きするとただの質疑応答になる。
ブログに書いてる内容も、数年後に読み返せば「なるほどなあ」とか「いいこというなあ」と思うんだけど、それは記憶がとんでるからであって、自分の内面からえぐりだされたものじゃない。このやり取りじゃなきゃ絶対に言葉にならなかった話が出るかどうかがポイントだと思う。
残念ながらそういうのは期待できないので(ということがわかったので)、ブログのネタに困ってる人が使う以上にはならないと思った。ぼくはそこまで無理してブログを書かなくてもいいんじゃないのって思ってるので(なんで「書かなきゃ」とかいうんだろう?)もういいや。
あとは予想通り、スパムが増えてきたことね。今月に入ってほんとに増えてきた。
ま、こんなのは話題になればなるほど、そこに人が集まれば集まるほど、クズやカスも集まってくるのはネットコミュニティの歴史なので、ほんとに予想通り。
ぼくに届いたスパムはたとえばこんなの。
「貴方にとって着物ってどんなイメージ?」
これは無視してたら3回くらい届いた。ぼくにこんなことを聞く意味がわからないし、そもそもこれにぼくが答えることで質問者にどんなメリットがあるのかわかんないんだけど。ちょっと謎。
「最近、面白いと思ったサービス(WEBでもリアルでも)について語ってください。当方は、Arrowというサービスにハマり、勝手にまとめサイト作っております。」
こっちはわかりやすい。Arrowってサービスを宣伝したいんでしょうね。初耳だったので調べちゃいました。ひねくれた見方ですけど、ぼくはこれは「中の人」の悪質なPRだと受け止めました。
「この曲を聴いてどう思いますか? また、CDは欲しいと思いますか?(このあとYouTubeのURLが書いてあるけど割愛) 」
ここまでくるとアンケートであり宣伝だよね。
「おちんちんは左曲がりですね?」
右曲りだようそ。
とまあこんな感じで宣伝行為から、お下劣系のものまでかなり幅広くスパムインタビューが届いてます。ぼくでこんな感じなので、もっと著名な方であればさぞかしひどいことになってるんじゃないかな。
ここ最近になってメディアに取り上げられて、それは素晴らしいなあ、おめでたいなあと思いつつも、こういう対策を後手後手にしてるのはちょっとひどいなあとも思うのです。だってこんなの最初からわかることじゃんかと。匿名性にこだわるなら、誰でも気軽に気兼ねなく質問できますよというメリットばかりじゃなく、容易に誹謗中傷ができる負の側面についても事前に考えておくべきです。
けっきょくのところ性善説で運用したいなら、徹底的に仕組みは性悪説でつくっとけって話なんだよね。
ということでやめようと思ってます。とはいえ、自分の書いたテキストはなるだけ残しておきたいので、TumblrかFacebookにバックアップを公開しようかなあと思ってます。
[追記20110918]
やめました。バックアップは公開するほどでもないかなと。













コメント(2件)[コメントだけのRSS]
先日、このような記事がありました。
スパムが増えるのはバグを放置しているからのようです。
ザ・インタビューズが凄かったのは、セキュリティーなんて全く感じられない作りなのに、ユーザーに支持されたという点にある。
http://bugrammer.g.hatena.ne.jp/nisemono_san/20110906/1315342121
投稿者: しゅう | 2011年9月16日 13:08
しゅうさん、コメントありがとうございます。
紹介いただいたURLの記事を読みましたが、たしかに合宿でさくっと作ったがゆえの作りの甘さみたいなものはいろんなところで散見されるんでしょうね。セキュリティもそうですし、デザインにおいても、またスパム対策においても。
ぼくは今回、「インタビュー」ってなんだろうという根本的な話と、それと仮にも企業が提供する以上はラボだろうと合宿の成果物であろうとそれなりのクオリティを担保する責任はあるんじゃなかろうかと考えさせられました。
このサービスがいいとか悪いかはぼくにはわかりませんが、支持者がいるのはいいことですね。同時にぼくは作り手側の視点で長くつづいてほしいなあと思ったので、いろいろ野暮なことも指摘しちゃいました。
投稿者: 河野
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2011年9月16日 17:40