ちょうどデジカルでもクラシコムでも人材採用の話が出ています。
こういう不況と呼ばれる状況でも募集する企業はあるわけで、じっさい新卒の求人倍率とかも中小企業に限って言えば1.0を大きく上回る売り手市場なわけです。
大企業がいつ潰れるかわからないし、リストラだって珍しくなくなった時代だからこそ、ビジネススキルが身につく会社で働くことが、いちばんのリスクヘッジだと思うんですよね。
潰れない会社の予想なんてしたって当たるわけないんだし(公務員ですらリストラがあるんだし)、一生勤めたくても勤められない前提で人生設計をしたほうがいいんじゃないかな。
いま働いている人も同じで、そのままずっと居続けられるならローカルルールの達人になればいいんだろうけど、そうじゃなきゃ将来のことをちゃんと考えないといけない。
もっとも学生じゃないんだから現実を踏まえなきゃいけないし、同時に学生じゃないからこそ「自分が何をしたくて、どう在りたいのか」ということを真剣に考えたほうがいい。学生のときに考えたことなんて浅はかなものだしね。
おっと、書きたいのは採用側の話だった。
こないだ青木さんと話してたのは、「ちょっとしたドラマを持っている人材」を採用するのがいいんじゃないかってこと。
たとえば「入社式でぶっ倒れて入院して希望の部署に配属されなかった人」とか「マーケティング部に異動になったのに半年足らずで部署がまるごと営業部になっちゃった人」とか。まあどっちもぼくなんだけど。あとは「バイトからCOOになった人」とか。
これは前に忘年会で話した「中小企業が採用を考えるときに意識すべきは、いいアウトレット人材を狙うこと」の話と同じなんだけど、誰が見ても優秀そうに見える人はどうしたって大企業に行っちゃうわけですよね。
だからなにかしら欠点っぽい項目がある人しかそもそも採用のテーブルには並んでないわけだけど、そこで何を重視するか、何を無視するかが大事。
「ちょっとしたドラマ」というのは、言い換えると「不遇な人」でもある。「不幸な人」はちょっとちがうんだけど、ケガとか病気とか会社の都合とか、本人の意思や努力とは関係ない理由で遠回りさせられた人は、現実を踏まえる認識力も、そこから這い上がる意地みたいなものを持ってることが多い。もっともそこで周囲や環境のせいにして終わっちゃう人もいるんだけど。
「良いドラマ」かどうかなんてのはその人の受け止め方次第でもあるので、どうでもいい。入社式にヘルニアで倒れて3ヶ月遅れで入社したことを不幸と言う人もいれば、そのおかげで生涯尊敬できる上司に出会えたことやサポートというお客さんにいちばん近い仕事ができたことを思えば本人的には結果オーライというか、とても幸せだったといまは思ってるし。
なので採用の際にはその人の過去のドラマを聞けばいいと思う。
「あなたのドラマを話してください」と聞いてもしゃべりづらいだろうから、それこそ「Decade」みたいなものを肴にしてもいいし。余談だけど、あれが作れる人は採用に価する人たちだと思うね。
もちろんスキルフィットは重要で、とくに少人数のベンチャーの場合は具体的にカバーしてほしい守備範囲があるはずだから、ドラマの有無だけで判断はできないんだけど、これはフィルタとしてはかなり有効かつ有益だと思うな。
クラシコムでは会社説明会とかもやるらしい。
日々の会社経営のあらゆることをコンテンツ化しようとしている青木さんのことだから、うまいことイベントにしちゃうんだろうな。けっこう楽しみ。











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