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ビジネスブログのポイントは「対話する、続ける、焦らない」

そのうちちゃんとインタビューしようと思ってるんですけど、ブックオフオンラインでブログを始めて一番良かったのは売上貢献なんかじゃなくて(実際ほとんどない)、社内で「お客様」という言葉がたくさん出るようになったことだと、平山さん(ブックオフオンライン社長)が言ってたんですよね。ふたりでメシ食ってるときに。

そもそも企業がブログを使うにあたって、絶対的な正解なんてないのです。だから「この企業ブログは理想的」とか「この企業ブログを真似ればいい」なんて言う人がいたら、聞き流しといたほうがいいです。そんな簡単なもんじゃない。

企業ごとに目的や期待する効果は違って当然だし、そもそも置かれた環境が違うんだから、そこで得られる社内の変化や売上効果も変わるし、評価も同じなわけない。自分たちがなぜやろうと思ったのかをちゃんと考えるべきだし、当初は考えてなかった効果が出てくるかもしれないけど、そういうのもきちんと社内で評価すべきです。

ブックオフオンラインの例で言えば、当初は「非対面なネット販売なので、お客様と直接会話できる場がほしい」というのが目的でした。でもやってみると冒頭のように、スタッフの意識改革ができたという副次的な効果も得られたわけです。そして社長はそこを評価していると。

最初から売上アップを狙ってなかったというのもありますが(というかブログをやったから売上が上がるなんて無理だと言ったので)、その企業ならではの効果なり評価なりをちゃんと考えないと、やる意味がないです。

だからまあ「こうやればうまくいくマニュアル」とか「理想的な企業ブログ」なんてのはないのですが、やっちゃいけないことはあるんですよね。NGリストというか。このあたりはクチコミも同じで、ピトの会をやったときに似たような話をした記憶があります。

で、こないだ読んだんだけど、これは正しいなと思ったのでご紹介。

企業の"中の人"が、自社の商品やサービスについて気軽な雰囲気で書くビジネスブログが、企業にとって新しいPR活動として注目されている。ビジネスブログは自社の事業に注目を集め、ただの顧客を熱烈なファンにする可能性を持っている。ただし、うまくやればの話だが。

American Expressが提供する「OPEN Forum」というビジネスサイトに、「ビジネスブログの間違いトップ5(原題: Top 5 Business Blogging Mistakes and How to Avoid Them)」が載っているので紹介しよう。

項目だけピックアップすると、こんな感じです。

  • 間違い1: ブログでニュースリリースを流す(Treating Your Blog Like a Press Center)
  • 間違い2: 定期的に書かない(Not Blogging Regularly)
  • 間違い3: 読者と会話しない(Not Enabling Conversation)
  • 間違い4: 新しいコンテンツを見つけにくい(Making New Content Hard to Discover)
  • 間違い5: あまりにも多くをあまりにも早く期待しすぎる(Expecting Too Much, Too Soon)

さらにまとめちゃうと「対話する、続ける、焦らない」というあたりかな。
いい記事なのでぜひ読んでください。

ちょうど日産のTIIDA BLOGが5周年というニュースがありました(おめでとうございます!)。

実際に日産の社内でどう評価されてるのか知りませんが、こうして5年も続けてこられたのは、相応の評価があるんでしょうね。
もちろんこんなふうにブログを書いたから売上が増えたなんてことはないと思います。むしろ購入後のオーナーとの関係構築に役立ってるんじゃないかと思います。ブランドはアクション(購入、体験)後で醸成されるので。

まさに「対話する、続ける、焦らない」だなと。

どれも難しいと思います。担当者が与り知らない件でのお叱りの声も届くでしょうし、本人が書いた記事がきっかけで批判されるかもしれない(あるいは誰にも読まれないかもしれない)と考えるとキーボードを打つ指も止まるでしょうし、えらい人からはきっと「効果はどうなってる?」とせっつかれるでしょう。

それを乗り越えるのは並大抵のことじゃない。だけどそれができた企業は日産以外にもたくさんあります。一部上場企業だから目立ってるだけで、2004年からブログを続けてる企業は他にもあります。そこはわかっといたほうがいいです。

ブログに限らず、ソーシャルメディアに参加してる企業に対して、ちゃんとスポットライトを当ててあげられるようにしたいものです。

あと、別に早く始めたからすごいんじゃないってこともわかっといてほしい。もちろん早く始めたから長く続いてるんだけど、長さで競ったら勝てっこないので。
自分たちでソーシャルメディアに参加することが必要だと思ったら始めればいいし、他の企業と競う必要はない。あなたはお客さんだけ見てればいい。「よそはよそ、うちはうち」と思えばいいです。

後続するほうが有利なことだってたくさんあります。先行してる企業のいいところだけパクっていけばいいじゃないですか。どうせ同じことはできないし、する必要もないんだから。

何かを始めるのに、遅すぎることなんてないのです。

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コメント(2件)[コメントだけのRSS]

ブックオフオンラインのブログに関していうなら「全員が書いてください」「もっと更新を!」ですね。
誰とは言いませんが「申し訳ございません。ただいま執筆中です!」の人が未だにいるようですよ。
これは非常に良くないです。

なるほど、そうですね。
そもそも全員が書く必要があるとぼくが思ってないので、だったら顔(イラスト)出すなってことですね。
どうしようかなあ。
今さら消すのもどうかと思うので、少し長い目で見てください。そのうちその人が書きたくなる日も来るでしょうから。

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