ちょっと遅くなりましたが。
先週、ハブメディア企画会議がありました。ゲスト参加者として某出版社の方がいらしてたんですけど、やっぱり現状の出版流通ってのは非効率なんだなあと感じました。でも出版業界にも優秀な人はたくさんいて、そういう人たちがネットをうまく活用して、出版そのものを現代風にモデルチェンジしていければいいですね。
ぼくはなんだかんだいってけっこう本を殺さないように活動してるんですよね。なぜなら本が便利だから。寝転がって読めるし、追ったり書いたりできるし。
Kindleみたいなものは便利だし、発売されたら買うと思うんだけど、それでも本に使うお金はそんなに減らないと思う。
まあぼくの読書環境がだいたい風呂かソファかベッドってのも大きいですね。電車の中で読むとすぐ寝ちゃうので。逆に電車が中心の人にしたら、文庫本や新書程度の重量になったらKindleで十分ですよね。
そういう意味では、どこでどんなふうに本が消費されてるかをもっと出版社は考えたほうがいいと思う。
今回の会議は、進捗管理(とアドバイス)が中心だったんだけど、ぼくは(みんなの企画が)なかなか実現しない理由について考えながら参加してました。
それこそデジカルの若手社員にしてみれば会社のお金を使ってメディアを立ち上げられるので、ぼくのように自腹を切らなくてもいいわけです。そしてアイデアがないわけではない。でもカタチにならない。むしろカタチにして評価を受けることを恐れているから、あえてゆっくり進行しているような気さえする。まあ実際は他の業務で忙しいんだろうけど。
そういうもやもやを感じながら、企画会議後に香月さんとランチミーティングをしました。ブログに書かれてますね。
こうやって顧問先企業とブログ上でやり取りできるってのはいいことだなあと思います。コンサルってそれでなくてもうさんくさいので、ちゃんとやってることもそうなんだけど、相手先企業にとって価値を認めてもらえてることが証明できるのでいいですね。自分のブログを使ってまでお世辞言わないだろうし(あ、お世辞くらいは言うかも)。
この本に書いてあるネットは「バカと暇人」のものという指摘は、ある部分では正しいと思います。
ただそれはPV原理主義の広告モデルにおいての前提であって、ネットの使い方や儲け方はそれだけじゃないのも事実。
ぼくがハブメディアを作るときに「1000人、1000部」という数字を提示したのは、バカでも暇人でもない人を小さな単位で集める(コミュニティを作る)のはネットが得意とするところだから。
そのコンテンツを書籍にしたときに、1000人がお金を払って買う可能性があれば(1000部売れる見込みがあれば)、やる価値があると。
さすがに100人だと小さすぎるかなと思うけど、この国から集めれば1000人というのは、本を作ることを生業にしている編集者にとってみれば、そんなに難しくないんじゃないかと思ってます。
ぼくのブログですらもっと多くの人に読んでもらえてるし、書籍を出せばもうちょっとたくさん売れてるわけで。
現状、出版社の会議では3000部とか5000部の売れる見込みがないと、本にしてもらえない(出版してもらえない)ので、その隙間を埋めるのがハブメディアであって、最初から1万部とか10万部とか見込めるなら、ネットを使う必要はない。
(だけど実際には1000部も売れない本はたくさんあるんだけどね)
もちろんそれだと1500円の本でも150万にしかならないので、もう少し多面的に収益化を計る必要はあるんだけど、少ないながらも必要とされているコンテンツをオンライン上にアップして、あるいはそれをオンデマンドで印刷(パッケージ化)して、流通させることは取り組む意義があると思う。
コンテンツを丸ごとオンラインで公開したら、本当にパッケージ(本)の売上が落ちるのかだってまだ実験し尽くされてないし、ぼくはそれほど落ちないと思うし、むしろ増えるものも出てくると思っている。そのくらい形態としての本には利点があるから。
オンラインでの広告モデル、あるいは会員制の課金モデル、さらには関連グッズを作ったり商品を販売する物販モデルなども、考えるべきだし、本当の意味でのワンコンテンツ・マルチユースを模索するべき。
それが新しい出版のモデルだとも思うし、流通するコンテンツ量が増えれば、さらに編集の必要性も増すので(テキストを読みやすく提供するだけじゃなく、見つけやすくするファインダビリティの支援という意味まで拡大解釈した「編集」)、この新しい出版社のモデルの未来は明るい。
ちょっと話が拡散したけど、今回で第1クールとしての公開企画会議を終了することになりました。
今後は(ぼくも含めて)ちゃんとサンプルをたくさん作って、そのノウハウを整理しながら、新しくハブメディアを作りたい人が簡単に立ち上げられるようにしていきたいと思います。実践こそがすべてなので。
新しいのができたら、随時ここで紹介していきますね。












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