今日は朝からぼくがやってる私塾mixbeatのワークショップでした。だいたい毎月最初の日曜日にやってます。
今回取り上げたのはオバマのマーケティング。というかオバマ陣営の戦略や行動をマーケティング視点で読み解く、といったところかな。
実際に彼らがやったことはマーケティング的に見ても「なるほどなあ」と思うことは多く、でも特段新しいことをやってるわけじゃなくて、そこにある本質を見極めることができれば、自分の仕事にも応用できるんじゃないかと。
なんだけど、いきなりテスト。みんな必死。
事務局のメンバーもテストに参加。真剣です。
テストの問題は、たとえばこんなの。
回答例は末尾(追記部分)に書いておきます。
まあオバマが勝てた背景は単純にマーケティングの勝利だけではなくて、ぼくは不況という「このままじゃヤバい」(つまり「変わらなきゃ」)という危機感が蔓延していたことと、「24」などのテレビドラマやハリウッド・ムービーにおいて黒人大統領がもはや珍しくなくなってることも大きいと思う。
特に後者についてはぼくはオバマにとってものすごく味方してると思っていて、かつてのハリウッドのように白人俳優しか大統領役を演じてなかったら、オバマへの抵抗(とりわけ心理的抵抗)はもっと大きくて票も伸びなかっただろう。
たしか黒人俳優が大統領を演じるのは「ディープ・インパクト」(98年)で演じたモーガン・フリーマンが初めてって宣伝されてたような気がするんだけど、ちょっと自信なし。
ただそういう前提とか世の中の空気みたいなものをうまく取り入れて「CHANGE」ってタグラインを設定したのは素晴らしいし、そのキーメッセージを中心に数々の施策を連動させたコミュニケーション・デザインは他の候補を圧倒していたと思う。
ランチ休憩をはさんで、午後はそれぞれの回答を見ながらディスカッション。
ゲーム内広告とか、YouTubeに1800本もアップされたビデオとか、そういうトピックを取り上げて、オバマ陣営が狙ったことについて考えた。
今回、塾生が中心になって考えたことはちゃんとまとめて公開するようにします。楽しみにしておいてくださいね(と当番にプレッシャーもかけつつ)。
ぼくはそもそもオバマにはあんまり興味がなかったんだけど、今回のワークショップの準備のために、いろいろと調べてたら、これはなかなかおもしろいし、まさに「新しいマーケティング」の体現者だなと感じた。まあオバマが、というよりは彼のチームがってことなんだけど、フィリップスくん(年下だからね!)とか、優秀な人が支えたくなるような魅力がオバマにはあるんだろうな。
ぼくは仕事だとしても今の総理大臣のブレーンになりたいとは思わないもの。
政治の世界はマーケティング(とくにPRの領域)との関わりが深いけど、サイトのコンテンツにCCライセンスを適用したり、ほんとにスマート。やるわ。
※回答例(参考までに)
ぼくはこのサンキューメールって、語りかける文面や配信タイミングも含めて素晴らしい施策だと思うけど、何が一番すごかったかっていうと、それは舞台裏を見せることで、支持者を身内にしちゃったことだと考えている。
これはしょこたんが紅白の実況中継をブログでやったことと本質的には同じ。だからメールかどうかはあまり重要ではない。
今日も「支持者をスタッフにしちゃった」という発言がワークショップ内であったんだけど、まさにファン以上の関係を築いた点がすごい。まさに特別な存在。
しょこたんだけじゃなく、たとえば(ぼくはあんまり好きじゃないんだけど)勝間和代も先週末の朝生に出かける前に「これから行ってきます」とブログに書いてて、さらに帰宅後にupdateしている。
こういう(マスメディアに対する)バックチャネルを利用したコミュニケーションは、より深い信頼感の醸成と、より強い対象との結びつきを実現する。
ある意味「身内化」と呼べる施策は企業のマーケティングにも十分に応用が可能で、今回の「オバマ・ハックス(OBAMA HACKS!)」は塾生の提案だったんだけど、なるほどいいテーマだなと感心した次第。
[追記]
2期生の募集は3月か4月くらいにはしようかなと思ってます。今回も10名の予定です。
選考方法とか、募集の詳細はこのブログでも告知するつもりですが、オフィシャルブログで最初に告知する予定です。
mixbeatもオバマ政権と同様に「コミュニケーション、透明性、参加」を念頭に置いて、今年も活動していきます。
[追記20090202]
塾生によるまとめ(というかメモ)エントリー。

















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