富士通の社長が社員に対して「自社のパソコン買って」とメールした件。まあ強制ではないけど、それ言い始めたらパワハラの定義の話になるので、ここで言いたいのはそういうことではなくて。
富士通の野副州旦社長が「自社製品を買って会社を支えて欲しい」などと国内約10万人の社員にメールで伝えたことが新聞で報道された。実は、このメールは社員限定でいわば「社外秘」。なぜメディアに出てしまったかといえば、富士通社員と思われる人物の「2ちゃんねる」へのカキコミだったのだという。
やっぱりというか、当然なんだけど、この件もおそらく社長や経営陣は社内の話としてメールしてるんだけど、いとも簡単にその情報は流出する。愛社精神がないわけじゃないけど、別に社員は奴隷でもなんでもないので、理不尽なことまで受け入れてくれない。反抗するし、ネットに書いちゃう。
もちろんこれまでも身近な人には言ってたし、飲み屋で文句も言ってたから、隠蔽されてたわけじゃない。でもそれが世の中のニュースとして取り上げられることはほとんどなかった。なぜなら、そこまで行き届かなかったから。
こういう点は「ネットクチコミ」(って言葉はキライだけど)の現実として、きちんと受け止めたほうがいい。
1年ほど前に「インターネットの本当の価値」って資料を作った時にも書いたんだけど、2chの功罪はいろいろあるけど、ぼくは内部告発が増えたことは功績としてもっと評価されていいと思っている。
で、まあ別に社員にお願いすることが極悪だとは思わないんだけど、社員がほしがってるモノを作ってるのかということを経営陣はまず自らに問いかけるべきだと思う。
社員は自社の製品やサービスに自信があれば、周囲に薦めるし自分でも買う。逆に不安だらけだと他社のを薦める(他社の内情がほとんど同じだとしても知らないしね)。ただそれだけ。
インターナルマーケティングは難しいんだけど、デザインとか機能とかキムタクのCMとか、自社の社員にどのくらい支持されてるのかはチェックしたほうがいいかも。
そういえば、こないだのトヨタといい、CMタレントはキムタク繋がりなんだよな。いやキムタクは悪くないんだけど、キムタクを使おうとする企業の傾向なのかもしれないよ。
「従業員満足度」なんて言葉も一時期使われてたけど、まあ言い方はともかく、そういうことを考えていかないと、企業のリスクはどんどん高まるし、ベンチャーの成長に社員の溢れんばかりの情熱が不可欠なように、強い会社ってのは社員に愛されてると思う。
そういう会社が増えたらいいな。











コメント(2件)[コメントだけのRSS]
>社員がほしがってるモノを作ってるのかということを経営陣はまず自らに問いかけるべきだと思う
これは言えてますね。一般の人間にとってだってこのメーカーのデザインが全般的に好みだとか、いろいろあるわけですし。それはつまり一般の顧客に対しても同じことがいえるわけですものね。
投稿者: ムムリク | 2009年1月23日 16:58
そうですね。
もちろん社員の場合は贔屓目だったり、内情知ってるからの不安もあるとは思うのですが、社員が見放した商品やサービスが市場に受け入れられるとは思えないですね。
今後はそういう感情もどんどんネットに流れてくるので、社員に嫌われてる企業は苦戦すると思います。
投稿者: 河野
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2009年1月23日 18:09