反省の意を示すために坊主にするという考え方は嫌いじゃない。
まあ体育会系だし、なんか蛮族っぽい気もするんだけど、ただ「ゴメンナサイ」と言われるよりは、やっぱり伝わる熱量が違う。
ただまあ親子でもない限りそんな強制はできないので、冗談としてしか言えないわけです。パワハラになるし。
でも今日、遅刻の反省としてほんとに坊主にしたやつがいて、カッコいいと思った。遅刻したやつにカッコいいもなにもあったもんじゃないけど、人と人の絆ってそういうもんで強くなったりするから、ぼくは彼をエラいと思う。
ぼくだったら坊主にするなと思ったから。彼のことを前よりちょっと好きになった。
中学の時にクラス対抗のバレーボール大会かなんかで「優勝したらジュースおごってやる、負けたら五厘刈りにしろ」っていう、なんとも割に合わない賭けにむりやり参加させられたことがあった。五厘刈りってあんまり聞かないけど、まあツルツル一歩手前くらいの短い坊主頭です。
ぼくは当時ひねくれてたしノリも悪かったので、そもそもそんな賭けは「勝手に決めんな、アホ」と担任とクラスメートにイラついていたんだけど、まあ負けるわけ。情けないことに。
で、ぼくはむかついたけど約束だから、その日の夜におかんにスキカルで五厘刈りにしてもらって翌日学校に行ったんだけど、ぼくとタツタくん以外は誰ひとり五厘刈りにしてない。あんときはなんとも言えない気分だったなあ。
なんていうの、漢(オトコ)ってそんなんとちゃうやろと憤ったね。
まあ元々、男子は全員坊主頭の中学だったんだけど、坊主のくせに五厘刈りはイヤだという無意味なプライドがあったのは事実で(5ミリくらいしか差がない)、だけど約束は約束なんだからとすごく腹が立ったなあ。なんか思い出しただけでむかついてきた。
そして自分の昔話のほうが長くなってることに気付いた。おわり。











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