なかなか読めなくて放置してたんだけど、ようやく読めたのでご紹介。
こういうコンテンツを企業が提供するのはとってもいいことだと思う。
ぼくがイメージしている企業サイトのひとつのカタチがここにある。ゲームに興味がない人でもぜひ読んでみてください。
この「社長が訊く」コーナーは前から読んでて気になってたんだけど、やっぱりこれはいいですね。
これは「マリオカートWii」の発売に合わせて公開されたんだけど、社長の岩田さんが開発陣にいろいろインタビューしている。裏話とか、想いをうまーく引き出してて、楽しく読めて、さらに気付いたら「任天堂ラブ」な状態になってる。まあ元々ラブな人が読むんだろうけど。
たとえばこんな裏話。
岩田:どうしてマリオを使うことになったのですか?
紺野:最初のプロトタイプ(試作品)では、
つなぎを着たお兄さんがカートに乗っていたんです。岩田:ちょ、ちょっと待ってください。
いま、聞き捨てにならないことを言いましたよね。
つなぎを着たお兄さんと言ったら・・・?紺野:やっぱりマリオですよね。
ヒゲをつけ忘れたわけじゃないんですけど・・・(苦笑)。
とか、軽妙なやりとりが満載。
さらに宮本さんも、イメージ通りの人柄がすごく見える。
岩田:宮本さんは『マリオ64』にどっぷりつかっていたから、
放っておかれたんでしょう?紺野:はい(笑)。
岩田:しかも、開発スタッフも
『マリオ64』チームにとられてしまったんじゃないですか?紺野:そのとおりです(笑)。
宮本:そうやったかな?(笑)。
岩田さんのホストとしての力量もすごい。茂木さんよりぜんぜんうまい。
働きたくなるもんなあ。
若い子だけじゃなく、30代に転職したいと思わせる企業ブランディングってすごいよ。
それだけじゃなくて、ランキングを単なる順位にせず、分布図マップにした理由とかも書いてあって、まあこのへんはカラオケと似てるので、ぼくはわりと普通に受け止めたんだけど、でも思考プロセスを知れたのはおもしろかった。
紺野:そこでランキングは分布図マップにしてみました。
各タイムごとにMiiを積み上げるようになっていて、
自分がだいたいどのくらいの成績なのか、一目でわかるようなりました。岩田:「あなたは83431位です」と言われるよりも、
世界中に似たようなタイムの仲間が、
こんなにいるんだとわかったほうが格段にうれしいですよね。紺野:しかも、世界と国内、それにWiiフレンドのメンバーとの比較も
簡単にできるようにしました。
さらに家族4人で遊べるようになっています。
その4人の位置関係も切り替えて見ることができますので、
たとえば、わたしと息子のタイム差もひと目でわかるようになっています。
ネットワーク対戦にしても、完全にヴァーチャルなんじゃなくて、住んでるところとかをちゃんと活かしつつやってる。
セカンドライフがどうとかってんじゃなくて、ぼくはこういうネットの使い方のほうが素敵だと思う。
Wiiのサイトにはこの「社長が訊く」のコーナー以外にもクリエイターへのインタビューとか、CMに出てるタレントがゲームで遊んだ様子を紹介する動画コンテンツとか、コンテンツがほんとにたくさんあって充実している。
RSSもメールマガジンも用意されてないので、見にいかなきゃいけないのが難点だけど、『ファミ通DS+Wii』よりも充実してる。攻略法のコーナーはないけど、逆に言うと、攻略法をユーザーに投稿させるようなコミュニティがあるとゲーム雑誌(やネットメディア)はかなわないくらい。まあ持ちつ持たれつな世界なので、つぶしにかからないとは思うけど。
他の業界だったらどうかなあとか、他の企業だったらどうかなあとか、これを参考にいろいろ考えてみてるんだけど、たとえはこのページに広告が入ったら、読者の評価は下がるんだろうか。下がるとしたらどのくらい下がるんだろう。
このケースでは結果的にWiiやゲームが売れれば任天堂は回収できるので、広告宣伝(や広報)の一環としてやってる(コスト負担している)と思うんだけど、それができるメーカーってのはプラットフォーマーとかじゃないと厳しいので、多少の広告が入れられるくらいのほうがいいかなと思った。任天堂はやらなくていいと思うけど。
あと、文字サイズの変更が「大」「小」じゃなく、サイズ違いの「あ」になってるとか、学ぶべき点はけっこう多い。こういうのって理系の人がやると「大」「小」にしがち。
とりあえずぼくはこれを読んで「マリオカートWii」を買いました。このコンテンツはそのくらいの影響力は持ってますよってことで。
Wiiって(任天堂の狙いに反して)普段はまったくさわりもしないのに、定期的に魅惑的なゲームが発売されるから、そのたびに現役復帰するんだよなあ。
でも「スマブラX」はソニックを出せないままほったらかしなんだけど。












コメント(2件)[コメントだけのRSS]
任天堂は遊びをしっかり考えているって感じなのでしょうかね。やっぱりやってみたいって思わせますもの。
>茂木さんよりぜんぜんうまい
に惚れました。
ハンドルにリモコンを埋め込んでしまうってのは、うまいなあと思いましたが、なくてもいいんだろうなとも思ったり(笑)。
#あー、なかなか Wii があたらない
投稿者: ムムリク | 2008年4月23日 11:10
聞いた話だと「ほぼ日」というか糸井事務所がからんでるみたいですね。見たときから編集スタイルが似ているなあと思ってたので、やっぱりって感じでした。
ゲームが増えるのはいいけど、ひとつひとつをやり込む時間が相対的に短くなってるのがなんともです。
投稿者: 河野
|
2008年4月23日 11:35