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ネット広告の歴史は広告主とメディアとの妥協の歴史

ちょっと前の記事だけど。

未読の方はぜひ一度読むといいかと思います。

まったくその通りで、ネット広告の歴史は広告主(スポンサー)とメディアとの妥協の歴史でもある。
不透明なものに金を払いたくない広告主の要求に徐々に応えているメディアの構造はこの10年変わってなくて、結局のところそれは成果報酬、つまり広告主に売上がたった時点でその一部を還元する成果報酬(セールスパートナー)に行き着く。

出稿する側からしたら当然なんだけど、そもそもこれって広告費なのか(販促費じゃないのか)という思いは自分が広告主としてお金を使いながら常にあった。
そういう意味では広告という言葉の定義に戻れば、「広く告げる」という認知促進の役割をネット広告に求める人が少なくなっているのかもしれない。その有効性をぼくは信じているんだけどね。そもそもモノは知られなきゃ売れないんだから。

テレビCMを出稿しているような企業なら認知促進の価値を理解しているようにも思うけど、一方でネット広告の現状を知ることでテレビCMの出稿料が適切なのかという疑問が生まれているようにも見える。
ただ、これについては基本的な経済原理であるところの需要と供給の関係によるので、テレビCMの価格は当面は変わらない。ネット広告は無限に枠を増やせるのに対して、テレビCMの絶対量は増えない。よって価格は(出稿したい人が枠を上回っている限り)維持できる。とても単純。
もちろん将来にわたって維持できるかは別の話。

長期的であれ、短期的であれ、売上に繋がらないコストはかけるべきじゃないと思うけど、だからといって直接売上に繋がるかどうかだけで判断するのも違うと思っている。間接的な効果は(なかなか数値化しにくいのが難点だけど)無視できない。
同じ観点で、じゃあ今のまま広告費をかけ続けるのがいいのか、広報やいわゆるコミュニケーションのためにコストの再配分をしたほうがいいんじゃないかというのも議論の余地があると思っている。というか、ぼくはそれを支持する。今の広告費の1割でも2割でもいいから、メディアリレーションやカスタマーリレーションにまわしたほうがいいんじゃないのかなと思っています。

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コメント(6件)[コメントだけのRSS]

PCなんかのグ技術系製品はネットで、
飲料なんかのコモデティ系製品はマスで、
自動車なんかは組み合わせて、
といった風にカテゴリによる住み分けというか
メディアの使い分けが起こってくるでしょう
というかもう起こっていますね

Dursanさん、コメントありがとうございます。
そうですね、もうすでに起こってますね。
とどのつまり、「顧客がどこにいるか」という話なので、ある意味ではすべての商品の顧客は(1%か90%かはさておき)ネットにいるので、ネット活用はまだ進むと思います。
と同時に、広告費に充ててるコストの再配分について考えないといけないのだと思います。

>そもそもこれって広告費なのか(販促費じゃないのか)

会員獲得のための登録を成果としたようなアフィリエイトの場合は微妙ですよね。月額課金のように退会時までLTVが確定できないような場合もありますし…

ECでの成果報酬の場合には、口銭と一緒なので広告宣伝費ではなく販促費とすべきですよね。

ぼくはECの経験が長いのですが、ECサイトはアフィリエイトだけじゃなく、SEM(リスティング広告)ですら販促費的に見てます。考え方としては売上原価に入れちゃうくらい。

ただ、それだけで売上がアップしていくほど商売は甘くないので、やっぱり認知拡大のための純粋な広告は必要だと思います。
Amazonも最初は成果報酬の広告しかやらなかったけど、SEMには早期参入したし、今では新聞広告まで出してますしね。

商材の特質によっては、知られて、解られて、ニーズを喚起しないといけない類のものもあるので、こういうのは、『広告』でないと(パブリシティでもいいんですが)…! と思います。

ブランディング目的のタイアップだったり、インタラクティヴバナーであったり、のクリエイティヴが、まだまだネット広告は原始時代だから、だから効果測定の詳細さがもの珍しく思えてついつい販促系ツールに目がいってしまっている---けれども、クリエイティヴの突き詰めにまだまだ余地はあるように思えます。
バナーなんてフォーマットは特に、そこに復活の鍵があるかと
(個人的には特にスカイスクレーパに可能性を感じます)。

Toshiyaさん、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり「広告」じゃないと需要は生まれない商材はまだまだありますね。
ぼくもバナー広告はまだ可能性があると思っています。大きなレクタングルやスクレイパーは目にも入りますしね。

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