昨日講演した某社に高校の後輩がいた。大学の後輩もいた。なんかすげーと思った。学閥だ。社外だけど。
立命館の卒業生はこれまでも何人か会ったことがあるんだけど、北条高校の卒業生は初めてだなあ。ああ、そういやケージは北条中の卒業生に宗教誘われてたなあ。
ま、そんなことはどうでもよくて、田口さんのブログで「パネルディスカッションってつまらなくない?」ってことが書いてあって、溜飲が下がったというか、先に言われたというか(まあそんなのはどうでもいいんだけど)、とにかく激しく同意した。
ぼくも過去にパネラーとして座ったことがあったけど、どういう論点でディスカッションするのかも事前に決まってないし、そもそも聞いてくれてる方々にどういう価値を提供したいのかも曖昧なまま、「流れ」で始まってしまう。モデレータが順番に話を振って、ただそれにコメントしていく。話しててもおもしろくないのに、聞いてるほうはもっとつまらないと思う。いや、自分に振られたときは一生懸命がんばるんですよ。出演料のあるなしに関わらず一応人前でしゃべる者の責任として、前の人の発言を引用したりしながら盛り上げようとするんだけど、だいたい盛り上がらない。質問もほとんど出ない。みんなが消化不良。
そもそもモデレータがどこぞのメディアの編集長とかが多くて、本当はその分野のエキスパートなはずなのに、実際はパネラーのほうがぜんぜん詳しくて、おまけに聞いてるほうも同じくらい詳しかったりするので、議論も広げたいのか深めたいのかわからないまま時間を消費していく。
ぼくもパネルディスカッションはやめたほうがいいと思います。おもしろいパネルディスカッションを演出するよりも、おもしろいプレゼン+質疑応答を演出するほうがいくらか簡単なので。
そんなことも思いつつ、昨夜公開した資料のfeedbackがメールやコメント、はてブ経由で届いてきてて、おおむね好評でうれしい限り。
なんでもかんでも公開するから不思議がられるんだけど、本当に隠さなきゃいけないことはもちろん隠してるし、その判断にはけっこう自信がある。情報には、知られて困るものや悪用されて困るものや、いろんな危機管理レベルがあるんだけど、ほとんどの情報はどうでもいい。
そもそも講演で使ったスライドなんて、その人が詳細なメモを取ったり、写真撮ったりすればいくらでも流出する。よく撮影禁止で配布資料も真っ白なスピーカーがいるけど、だったら公開できる内容で話せばいいのにと思う。人の口に戸は立てられないんだし。だったら最初から公開して、メモを取る人の手間を減らしてあげたほうがよっぽど感謝されるし、そこから何かが生まれるかもしれない。
ぼくはインターネットが万能とか言って煽ってる人たちを心から軽蔑するけど、でも同時にインターネットの可能性を強く信じていて、今回のように有名人でもない人が公開した資料を何人もの人が呼んでくれて感想を伝えてくれるわけです。
別にみんながこんなことをやる必要はないけど、せっかく他の用途で作った資料があるなら「You、公開しちゃえばいいじゃん」と思います。
話があちこちに飛んでるけど、最後に講演の話。
昨日の講演のあとにアンケートを書いていただいたのですが、大多数の人は満足度評価で「大満足」か「満足」に丸をつけてくれてました。ありがとうございます。でもまあこういうのはだいたい「満足」くらいは答えてくれるものなので、鵜呑みにできない。講演後に寄ってきてくれる人も満足した人なので、そういうのだけ見てるとたしかに気持ちよくなるんだけど、それじゃダメ。
で、マイナス評価の人がいつも気になるわけですが、こないだのクチコミのセミナーでも、今回のセミナーでも数名いらっしゃいました。これまでに10回くらいは自分の講演後のアンケートを見た記憶があるんだけど、満点は一度もなかったですね。まあそんなものです。
貴重な時間をいただいてる中で、ほんとに申し訳ないなと思うのですが、コメントが「知ってることばっかりでつまらなかった」という場合はちょっとだけ弁解したくなります。
講演はだいたい主催者からのオファーがあります。単純になんか話してくださいってことは相当な著名人(芸能人とかスポーツ選手)でしかなくて、ぼく程度だったら「ネットのクチコミについて話してください」とか、昨日のように「インターネットの本当の価値について、マーケティング責任者の視点で話してください」とか言われます。
なのでぼくとしては(その時点で断ることもあるけど承諾する場合は)どういう人が対象ですか、と聞くようにしています。時には主催者がそのイベントで何をしたいのかまで聞くこともあります。これはあまりにピンボケの講演内容だと失礼だなと思うからです。
そうすると主催者は「ネットそのものに詳しくない方です」とか「広告営業とかプランナーとかある程度、業界トレンドはわかっていて、かつ業務時間終了後に集まるような意識の高い連中です」とか答えてくれるわけです。
話すテーマが指定されて、話す対象が見えたら、あとはそれに沿って構成を考えてPowerPontを立ち上げるだけです。ちなみに作成時間ですが、昨日のスライドで一部使い回しだけど、だいたい一日くらいかかってます。
問題は主催者から聞いてる対象者層と異なる方が聞いてる場合です。これはもうどうしようもないのです。全員が想定してた対象よりもわかってるとかなら、まだその場で応対できることもあるんだけど、ひとりや二人だけがわかってたとしても、その人向けに話す内容を変えるわけにはいかない。
そんなことってけっこうよくあります。ぼくも聞く側で参加して「あーちがったなあ」と思ったことは何度かあるし。
こういうのは主催者がちゃんと告知するときに徹底しておいてもらいたい。でもこういう講演の半分くらいはセールス目的だったりするから、とにかくひとりでもたくさん来てほしいという下心もあったりしてたぶん徹底し切れてない。
ただぼくは思うんですよね、それでがっかりした方はきっとその製品にも関心を持たないし、いつか状況が変わって必要になったときもその製品は選ばないって。
セミナーやイベントの主催者が大変なのは知ってますが、いっぱい集めりゃいいだろうってことじゃなくて、ちゃんと満足してもらえる方だけに来てもらえるように配慮したほうがいいと思います。
そうじゃないと参加してくださった方だけじゃなくて、スピーカーにとっても主催者にとっても、誰もが不幸な話になると思います。
学閥の話からえらいところまで飛んできたなあ。まあいいか。えいっ。











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