昨日のWOMマーケティング分科会は個人的にもとても楽しめました。全3回で、こういったセミナーそのものを企画して設計するのはいい経験になりました。
有料セミナーなので、続けて出ている人にも、その回だけ参加した人にも有意義な内容をと考えて、毎回なにかしらのゴールを決め、取り組んできましたが、どうだったかなあ。払った金額以上に、何かしらプラスになってることを願ってます。
あと、言ってなかったですけど若干残った参加費は懇親会の費用に使わせていただきました。この分科会はみんなノーギャラだったけど、ぼくは懇親会をタダにしてもらいました。感謝。
分科会そのものの内容は別エントリーにまとめてありますが、今回けっこう悩んだのがグループワークの部分。
企業が主催したり、あるいは誰かが間に入ったりして、ブロガーを集めたり、そこで商品のマーケティングを考えるイベントは最近増えてきましたし、ぼくもいくつかに関わったことがあります。
こういう機会を通じて、企業と生活者・消費者の距離が縮まっていくことはとても素敵なことだと思うし、ぼくらの声が企業の何かを変えられるなら、めちゃくちゃ素晴らしい。そういう世の中にしたいし、自分が関わる企業には、そこにチャレンジしてほしい。
一方で、ぼく自身は、以前参加したある有料セミナーでアイデアを盗まれる不安を感じたことがある。だからそのセミナーではだんだん無口になった。ぼくは自分の知恵には価値があると思っているから、悪く言えば出し惜しみをする。昔それをしなくて100万以上の未回収案件があったから、そう簡単には自分のアイデアを話さない。
だから今回、自分がモデレーターとして間に入ることになって、どこにお願いをするかとか、どういうふうに自分の立ち居地を説明するかはとても悩んだ。
実在する企業の実在するサービスでやりたい、そしていい企画が出たら実現してもらえる可能性が高い企業にお願いしようというのは最初から考えてたので、これは自分が関係している企業じゃないと難しいなと思ってブックオフオンラインに持ちかけた。
あとは自然に考えて、自分とブックオフオンラインとの関係性をきちんと事前に説明して、今回出たアイデアを実現する際には「この分科会で考えたことを説明する(できればグループメンバーも)」ことを約束しました。一応、簡単な賞品はプレゼントしたのですが、あのストラップは全員にあげちゃったから、あんまり意味ないですね。サービスしすぎ。別にいいんだけど。
これからきっと、企業に対して、生活者(今はブロガーが中心だけど、それも広がってくるはず)が直接、意見を言える機会が増えてくると思う。ぼくはそれを推進するし。
その時に、どういうギブアンドテイクが理想的なのかをもっともっと模索していかなければいけない。今回も、そういう意味ではひとつのケースだと思っている。
そして、間に入るモデレーターなりPR会社はどういうふうに自らの立ち居地を示すかも考えていかなければならないと思う。ビジネスとしてお金をもらってるならそれがわかるようにすべきだし、このあたりはブログPR広告の倫理規定と変わらない。
ぼくは今回、社外取締役という、完全に中の人としてモデレーションしたけど、それはありかもしれないと思った。どうせ利害関係者になるなら、(いちばん生活者の側に近い思考を持った)企業の人間として向き合うのは、ぼくの理想に近い。ぼくは日本の広告代理店のカタチは好きじゃなくて、欧米のように同一業界の競合企業の依頼は受けないという、一業種一社のルールのほうがいいと思っている。そして、企業の広告宣伝部、広報部の中に入って、企業側の論理でBestな方法を提案するような仕事には興味がある。マーケティングやプランニングをサポートする仕事というか、まあそんな感じ。
プロシューマーという言葉をトフラーが言ったのは、もうずいぶん昔の話だけど、今の時代はまさに彼が言っていたような状況になってきたと思う。
そのときに企業はどうするべきかとか、それを外部の企業はどう支援するべきかを考えていきたいですね。











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