昨夜は飲みすぎた。あんまり話が楽しくて(そういえば、久しぶりに佐藤雅彦さんについて熱く語った気がする)、はしゃぎすぎちゃった。いやはや、ご迷惑をおかけしました。
飲むとおしっこが近くなるので、いつも早起きです。今日も早く起きて、とりあえず「くりぃむナントカ」を見た。これから噂の「クローズアップ現代」を見る。
ま、それはいいとして、昨日はいろいろと勉強になった。エンタテイメントの世界、(ネットじゃない)メディアの人と話すとネット業界には本当に人材が少ないなあと感じる。ああいう博識でセンスのある人は残念ながらネットにはほとんどいない。これはどうしてなんだろう。業界の歴史が浅いからというのが大きな理由なんだろうけど、もっと他の業界と人材の交流をして、流動性を高めていかないといけないんじゃないかな。
昨日は印象的な発言がたくさん聞けたんだけど、「作品主義」という言葉は自分でも納得するところがあったので心に響いた。同じような話をどっかでしたんだけど、2000年に「まんがseek」が上毛新聞社で賞を頂いた際に「河野武」でもらわずに、受賞名を「まんがseekプロジェクト」にしてもらったのです。ああ、思い出した。タイナカさんと食事した時に話したんだ。
その時の心理としては「自分ひとりで作ったものじゃなくて、すべての利用者によって作られてるし支えられてるから、個人名でもらうのはカッコ悪い」と思ったものです。まあ賞金は(半分は還元したけど)自分でもらったんですが。というかその時はサーバ代が払えなくて閉鎖の危機にあったので、神風が吹いたと感激してました。たしか30万円もらったんだよな。バブルですね。
あとは「エンタテインメントってのはベタをやった(やれた)上での変化球じゃないとただの自己満足」というのもすごく納得した。プロの作家って(映画監督でも、広告クリエイターでも)、その時たまたま接触した人にも満足してもらえるような内容にしなくちゃいけなくて、その適切なバランス感覚がとても重要。
あまりに自己主張が過ぎるのはやっぱりよくない。少なくともプロじゃない。
佐藤さんの広告がなぜすごいのかっていうと、モルツとかピコーとかスコーンとか、商品名が浮かぶこと。おもしろいCMを作ることが目的じゃなくて、商品の認知とか売上に貢献することが広告の目的なんだから、それを佐藤さんはすごいわかってる。カンヌで賞を獲ることなんてクライアントにとってみたらどうでもいいことで(獲れるに越したことないけど)、正しくゴールを設定して作品を作ってる人は少ないと思う。広告の世界に限らず。
自分でもこのへんのことを意識しつつ、今後やっていこうと思う。仕事もそれ以外も。
あとは、昨日の原稿に書いた、
はっきり言えば、テレビCMは昔から見られていないし、同時に昔からある程度は見られている
に太鼓判を押してもらえたのがうれしかった。それと、「編集」の重要性について思ってることを話して、それが理解されたのもすごくうれしかった。まだ感動が残ってる。











コメント(3件)[コメントだけのRSS]
>エンタテイメントの世界、(ネットじゃない)メディアの人と話すとネット業界には本当に人材が少ないなあと感じる。ああいう博識でセンスのある人は残念ながらネットにはほとんどいない。これはどうしてなんだろう。業界の歴史が浅いからというのが大きな理由なんだろうけど、もっと他の業界と人材の交流をして、流動性を高めていかないといけないんじゃないかな。
僕もそう思うことが多いです。
サイト構築のプロで、コンテンツ屋だなと思う人は少ないですね。
僕はまさにご指摘の部分の穴埋めをするべく今の会社を始めたのですけど;-p
またお話したいですねー。そこいらについては。
投稿者: modeki | 2007年5月 9日 10:55
もできさんにそう言ってもらえると心強いです。
ぜひゆっくり話をさせてください!
投稿者: 河野 | 2007年5月 9日 11:44
>「エンタテインメントってのはベタをやった(やれた)上での変化球じゃないとただの自己満足」
これ、すごいわかります。
僕がネタ企画を作るときの前提条件がこれです。ちょっとびっくりしたと同時に間違ってなかったんだと思って嬉しい。
投稿者: ugawa | 2007年5月 9日 11:56